ディクスを管理するコマンド

ディクスを管理するコマンド ハードディスクを管理するコマンドとして、ファイルシステムをチェックして修復する fsck コマンドや、ファイルやディレクトリが使っているディスク容量を調べる du コマンドがある。 ファイルシステムのチェックと修復 コンピュ…

ハードリンクとシンボリックリンク

ハードリンクとシンボリックリンク リンク機能は、ファイルをコピーしたり、移動できたりせずに別のディレクトリにあるように扱うことができる機能である。例えば、コマンドの引数として、ファイルやディレクトリを指定する場合、パス指定が長くて、複雑にな…

iノード

i ノード ext3 ( ext2 ) ファイルシステムは、ファイルやディレクトリに対し、i ノード番号というユニークな番号を割り振って管理している。ファイルシステムを作成したときに、 i ノード領域という場所が確保される。 i ノード領域には、ファイルがディスク…

CD/DVD/USB メモリ ( リムーバブルメディア ) の利用

CD/DVD/USB メモリ ( リムーバブルメディア ) の利用 電源を入れたまま取り外したり、装着してメディアを取り替えられるリムーバブルな外部記憶装置として、 CD、DVD ドライブや USB メモリがある。 リムーバブルメディアを使用する場合、手動でマウントする…

スワップ領域の作成

スワップ領域の作成 Linux のカーネルと呼ばれる根幹のプログラムは、ハードディスクからプログラムやデータをメモリ領域へ読み込んで実行する。プログラムやデータを新たに読み込むための空きメモリ領域がなくなると、Linux のカーネルは今利用していないメ…

マウント

マウント ハードディスクはパーティション分割してファイルシステムを作ってからマウントすると読み書きできる。CD-ROM や DVD-ROM などリムーバブルメディアもマウントすると読めるようになる。 マウントポイント ハードディスクや CD-ROM などを利用する場…

ファイルシステム

ファイルシステム ファイルシステムとは、ディレクトリやファイルの情報うあデータをディスクのどこに保存してあるのか管理するためのシステム ( 仕組み ) である。ファイルシステムディレクトリやファイルのファイル名やファイルの作成時間、ファイルの所有…

ディスクのパーティション

ディスクのパーティション fdisk コマンドで分割されたパーティションの情報を調べたり、パーティションを作成、削除したりできる。 パーティションを分割する理由 パーティションを分割するのは以下の理由がある。 システムとデータのバックアップ頻度を差…

Linuxのファイル管理

ファイルシステム ファイルシステムとは、ファイル名・更新日付などの属性データ・ファイルデータ本体を効率よくするための仕組みである。ファイルシステムにはいくつかの種類があり、利用するファイルシステムにより、ファイルをアクセスした時に得られる効…

プロセス管理 2 シグナル プロセス間通信

シグナル Linuxにはプロセスにシグナルというイベントを送信して、プロセスを制御する機能がある。シグナルには、シグナル番号及びにシグナル名が割り当てられており、代表的なものに以下のシグナルがある。 代表的なシグナル シグナル番号 シグナル名 意味 …

プロセス管理 1 プロセスとは

プロセスとは Linuxでは実行中のプログラム ( アプリケーション ) を管理する単位をプロセスと言う。コマンドインタープリターであるシェル自身もプロセスである。 ユーザがシェルからコマンドを実行すると、シェルは子プロセスとして自分の分身を作る。( こ…

ネットワークの設定 2 DNSを使う設定 FQDN ポート番号

DNS を使う設定 名前解決の機能を使うには /etc/nsswitch.confファイルで何を使うか指定する。ファイルを使う指定があれば、/etc/hostsファイルを参照し、DNS ( Domain Name System : ドメイン・ネーム・システム ) を使う指定があれば、 /etc/resolv.confフ…

ネットワークの設定 1 ネットワークインターフェース

ネットワークの設定 ネットワークインターフェース ネットワークへアクセスするためにネットワークインターフェースが必要である。物理的なネットワークインターフェースとして、ネットワークインターフェースカード ( NIC ) がある。現在は多くの場合、ネ…

ネットワークの設定と管理 1 TCP/IP、IPアドレス

TCP/IPとは コンピュータ間をケーブルや無線機能で接続したシステムをネットワークと言う。Linux を OS に利用したコンピュータのほとんどはネットワークに接続して利用する。物理的なネットワークはコンピュータ間をツイストペアケーブルで繋ぐ。 最近では…

デバッグ

デバッグ 作成したプログラムが思うように動作しない場合、どこに問題があるのかを調べる必要がある。これをデバッグといい、プログラムの所々に、変数を表示させるコードやプログラムの走行ルートを表示させるコードを埋め込む必要があり、非常に労力がかか…

シェルとシェルスクリプト 4  条件分岐、繰り返し、サブルーチン

条件分岐 プログラミングでは、条件に剃って挙動を切り替える 「 条件分岐 」 を多用する。シェルスクリプトでも利用することができる。 if 文 比較などによる条件分岐を行う場合はif 文を利用する。 $ if 条件式1 then ... elif 条件式2 ... else ...fi el…

シェルとシェルスクリプト 3 変数〜soureコマンド

変数 プログラムをする上で、非常に重要な考え方が変数である。簡単に言うと 「 箱 」 で、中に数値や文字列が入る。シェルスクリプトプログラミングでは、変数に数値や文字列を代入し、それを利用することができる。変数の代入は 「 = 」 を使って行い、参…

シェルとシェルスクリプト 2 シェルスクリプト

シェルスクリプト シェルスクリプトの作成 シェルスクリプトはテキストで記述する。lsとdateコマンドを実行するシェルスクリプトを記述してみる。 $ vi lsdate.sh (lsdate というファイルを作成する) インサートモードで以下のように記述する。その後保存し…

シェルとシェルスクリプト 1 プログラミング

シェル シェルとは貝殻という意味である。カーネルが提供する機能を操作する際にOSと対話的に操作する必要がある。シェルはOSの、特にカーネル部分を包み込んでいることからその名があり、対話機能を提供するものである。 シェルはコマンドの入力を受け付け…

ユーザ権限とアクセス権

ファイルの所有者と所有グループ ファイル作成者のユーザIDとグループIDがファイルの所有者と所有グループとなる。所有者と所有グループはファイルの情報としては重要な属性である。所有者は chown コマンドで変更でき、所有グループは chgrp で変更できる。…

用意されているユーザとグループ

用意されているユーザとグループ Linuxはインストールしてすぐにそのシステムを利用できるように、ユーザとそのユーザが所属するグループが用意されている。 一般のユーザとグループ Linuxにログインするにはアカウントが必要である。アカウントを作成すると…

パスワードとパスワードファイル

パスワードとパスワードファイル グループの定義は/etc/groupファイルに、ユーザの定義は/etc/passwdファイルに記述されている。ユーザを利用するにはパスワードが必要でパスワードは/etc/shadowファイルに暗号化されて記録されている。パスワードの変更は p…

グループとユーザ

グループとユーザ Linuxを利用するにはユーザアカウントが必要である。これはログインしたユーザがlinuxというシステムの利用権限を持っているからである。グループを利用すれば複数のユーザを束ねることができる。 グループとユーザを適切に設定することで…

置換と検索

置換と検索 テキストファイルの文字列を検索するコマンドを使うと、素早く目的の位置に移動することができる。また、置換コマンドを使えば文章中の文字列を探して、別の文字列に置き換えることも素早く行うことができる。 コマンド 内容 /検索文字列 文字列…

vi エディタ

vi の基本操作 vi はページャであり、エディタでもある。viコマンドでファイルを開いた場合はコマンドモード( viewモード )とインサートモードという2つの状態が存在する。 コマンドモードでは、ページングによる行やページ単位の移動や、行の削除、コピー…

基本的なコマンド2 ( uniq, diff )

行の重複の消去( uniq ) uniqコマンドを使うことで直前の行と同じ内容があった場合、対象行を出力しない。連続している内容の行を、1行にまとめることができる。 $ uniq [ ファイル名 ] サンプルファイルの作成 $ cat > uniq-sample AAA BBB AAA CCC CCC DDD…

テキストファイルのソート( sort )

テキストファイルの中身をソートするには sort コマンドが使える。オプションでどのような順序でソートするのか指定することができる ※ソート:特定の規則に従ってデータを並びかえること $ sor [ オプション ] [ ファイル名 ] オプション -r 逆順でソートす…

基本的なコマンド( touch, head, tail )

ファイルのタイムスタンプの変更( touch ) ファイルにはタイムスタンプ(最終更新日)が必ず存在する。タイムスタンプは ls コマンドの -l オプションをつけることで確認できる。 touchコマンドはその最終更新時間を変更するコマンドである。 $ touch [ オ…

正規表現とパイプ

標準入出力 Linuxのプログラムには「一つの入り口と二つの出口」が存在する。それぞれを、標準入力、標準出力、標準エラー出力という。 標準入力 標準入力は、プログラムに入ってくるデータのことを示す。標準入力先は一般的にはキーボードになっている。 標…

マニュアルの使い方

コマンドのパス コマンドのパスを表示( which ) whichというコマンドを用いると、PATH環境変数に含まれるディレクトリ配下に配置されているコマンドのパスを表示することができる。 PATHという環境変数にプログラムが配置されているディレクトリが設定されて…