マニュアルの使い方

コマンドのパス

コマンドのパスを表示( which )

 whichというコマンドを用いると、PATH環境変数に含まれるディレクトリ配下に配置されているコマンドのパスを表示することができる。

 PATHという環境変数にプログラムが配置されているディレクトリが設定されている。これによってコマンドを実行するときに、その実体であるプログラムがどのディレクトリに配置されているかを意識する必要は無い。

$ which [ コマンド名 ]

例 catコマンドのパスを確認する

$ which cat
/bin/cat

catコマンドは/binディレクトリ配下に配置されていることがわかる。

 コマンドが存在するディレクトリがPATH環境変数に含まれていないと、whichコマンドはエラーになる。例えば、管理者権限が必要なコマンドへのパスは一般ユーザーには設定されていないため、whichコマンドでは確認できない場合がある。

ヘルプの使い方

 コマンドにはヘルプが含まれている場合がある。実行したいコマンドに対して、--helpオプションを付けて実行すると、コマンドの実行に使えるオプションを調べることができる。

$ [ コマンド ] --help

マニュアルの使い方

 Linuxにはオンラインマニュアルが含まれている。

$ man [ コマンド名 ]

オプション

-k [ 単語 ]

 '単語'が含まれるエントリー一覧を出力する。

 manコマンドの表示は、ページャ機能が利用される。スクロール等はlessコマンドの操作と同じになる。(終了はq)