デバッグ

デバッグ

 作成したプログラムが思うように動作しない場合、どこに問題があるのかを調べる必要がある。これをデバッグといい、プログラムの所々に、変数を表示させるコードやプログラムの走行ルートを表示させるコードを埋め込む必要があり、非常に労力がかかる。

 よって、プログラム言語にはデバッグを支援するツールが用意されている。シェルスクリプトにもスクリプトデバッグモードで動かすためのコマンドが用意されている。

sh コマンド

 sh 自身はシェルを起動するコマンドだが、 -x オプションを付けて引数にシェルスクリプトを指定すると、コマンドや変数の中身を表示しながらスクリプトを実行する。

実行例 繰り返し処理で使用した sample.sh ファイルにて sh コマンドを実行してみる。

$ sh -x ./sample.sh
+ true
+ echo 'Continue? (y/n)'
Continue? (y/n)
+ read input
y ( yを入力する )

+ case $input in
+ continue
+ true
+ echo 'Continue? (y/n)'
Continue? (y/n)
+ read input
n ( n を入力する )

+ case $input in
+ break
$